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開発プロジェクトストーリー

世界唯一のUSB LTOデータ保存システムをはじめとする数々の独自製品を多種多様な業界に導入するユニテックス。その挑戦の裏側にある思いやストーリーをユニテックス開発責任者が語ります。

PROFILE

取締役開発部長

対間 浩一


取締役開発部長
1998年 入社

全社員の8割を占める開発社員のトップ

自分たちで開発した自社ブランド製品をお客様にお届けできる

当社の開発の根底にある原動力は自社ブランドです。自分たちがユニテックスの会社名をつけて販売できる。それを作れるというのは、やっぱり大きいです。例えばソフトの会社で、ソフト作ってます、ハード作ってます、でも自分たちの社名で売れてる会社はそんなにありません。やはりどこからか依頼されて作る会社が多いと思います。ソフトを作って、それを実際に使って頂けるお客様の手元に届けるっていうのは中々できないです。でもそれを小さいながらも、本当にニッチな市場なんですけど、当社では自分たちで考え、形にした自社ブランドソフトをお客様にお届けしています。
自社ブランド製品

自前で開発する苦労とやりがい

ソフトの開発、ハードの開発、そしてソフトとハードを組み合わせたソリューション製品を作っています。すべて自前でやっています。開発の際は、テストするのも自前だし、マニュアルを書くのも自前です。CDのレーベル面も自分たちで考えて、自社で印刷しています。印刷する機械も自分たちで作っています。さらに、お客様への設置インストールサービス、その後のテクニカルサポートもしっかり行い、一気通貫で、お客様と長くお付き合いしています。
デュアルLTO
開発の具体的な一例としては、アーカイブソフトのデータベースも自前で作っています。普通データベースっていうと買ってくるものとかオープンソフトを利用するってことが多いと思うんですけど、そうではなく、そこも自分たちで作る。そして、自分たちの都合の良いようにこういうノートPCでもちゃんとパフォーマンスが出るようにと使ってみる中で、それに特化した形で必ず使えるような仕組みを「これじゃないか」って事で結構時間を使います。

でもそうやって自分たちの製品として作る、仕様を決める、具現化していくところは、もちろんそれなりの苦労はありますけど、色々な議論をしながら形にしていくところは面白いですね。さらに自分たちが作った製品の反応をお客様から得て次の糧にするやりがいは確実にあります。

世界唯一のUSB LTOデータ保存システムの開発

製品利用シーン
私たちはLTOという磁気テープに力を入れています。テープっていうと昔のイメージがありますよね。最近だと日経等の記事で、テープが復興していて、HDDとSSDに無い非常に魅力的な媒体であるとのニュースが掲載されるようになりました。何が魅力かというと、とにかく名刺2枚分の大きさに沢山データが入ります。1巻に45TBです。多分、通常、ファイルサーバとかも数TBのデータ量が多いと思います。今の国会図書館の寄贈されているコンテンツをデジタル化したら容量は30TBだと言っていました。だから45TBっていうと国会図書館に保管されているデジタルデータが1巻に入っちゃうんですよ。そのくらいのデータ容量なんです。そのLTOをメディアとして活用し、コンパクトな装置にUSBにつないでノートPCで使えるのが当社のUSB LTOデータ保存システムです。
LTOは私たちだけがやっているメディアではなく世界中で作られていて大手企業はもちろんやっています。そういう中ですごく身近に使える、USBで繋げられるのは私たちしかいなくて、世界中でユニテックスしかいません。だからユニテックスは指名されて世界30カ国に出荷しているんです。簡単にデータが管理できるソフトも一緒に作って、システムとして販売しています。そのソフトの1つとして、アーカイブソフトUNITEX ArchiveLTを作りました。ArchiveLTを作る際、ソフトウェアを制御する技術がありました。

例えば、早くより確実にコピーしていく技術です。ただ、他社のようにお客様にシステムとして提供できる汎用的なアーカイブソフトがありませんでした。コア技術だけあって、ちゃんとしたパッケージが無いような状況があり、業界用に特化したモノを作っていたんですけど、それは上手くいきませんでした。やはり提案の幅が狭すぎました。そういった反省を踏まえて、とにかく汎用的でデータアーカイブをシステム化できるような機能ソフトを作ろうということで出来上がったのがArchiveLTです。

世界中でデータが増え続ける中、ポテンシャルのあるユニテックス製品

データは全ての業種業態でどんどん広がっていきます。さらにはコンシューマと呼ばれる個人に対しても当社製品はターゲットにできるポテンシャルがあると考えています。より幅広いユーザーに使って頂けるように製品・機能を拡張していくというのが、今後の取り組みの1つです。また、グローバル展開も重要です。今までは日本人の発想でソフトウェアを作ってきましたが、もっと海外に特化したソフトウェアといいますか、海外ユーザーが「もっとこうだったら良いのにな」ってものがいっぱいあると思うんですよ。それは地域毎に違って、そのローカルな考え方とか取り込める事ができたらいいなとも思います。

今は基本的なパッケージとして汎用化としては上手くいっていると思いますが、応用のところはこれからだと思うので、これをベースに色んな業態に対して「これ凄く使いやすいね」って思えるようなキラーアプリを沢山作れて、それでいろいろなユニテックス製品が世界に広まっていくといいなと思っています。
NAB Show 出展

自分の本当の可能性を見つけられる職場環境

社内風景
何が自分に向いているかって、なかなか若い時には分かりませんよね。ソフトが向いているかなと思ったけど、実は自分がやりたいのはハードだったとか。ハードやりたなと思っていたけど、実はもっとお客様に近いテクニカルサポートみたいなのがやりたかったとか、やり始めてから気づくことってやっぱりあると思うんですよ。

学生の皆様はやはり本当の実体験をしていないので、人の話、聞いてる話からインターンとかやると思いますが、そこでは見えないようなところ、向き不向きを含めあると思うんです。当社では色々やっているからこそ、ソフトで入ったけどハードで活躍する人もいますし、サービスに行って活躍する人もいます、自分の本当の可能性を見つけられる職場環境が当社にはあります。