自治体電子文書管理システム

自治体電子文書管理システム

電子文書に暗号化をかけてDVD/CDのイメージを作成し、
それと同時に検索アプリケーションを組込むことにより
機密性と検索性を実現。

概要

電子文書管理の構成例
ソリューション概要

企業規模での法定提出文書の管理や個人情報の管理が求められている中、電子文書の形で管理される情報も増えています。
しかし、そういった文書自体にもセキュアな管理体制が必要とされるものが多くあります。

電子文書をCD/DVDメディアへ保存する際に、メディア自体に暗号化をかけセキュリティーを向上させます。

課題

従来システムの課題

今回は既存システムからの装置リプレイスが課題となりました。
既存のシステムでもCD/DVDメディアの発行を行っていましたが、そのために採用していた装置はCD/DVDチェンジャーでした。
主な用途としては、アクセス頻度の低いデータであったり、古い文献などのスキャンデータなどの保存が目的でしたが、
定期監査の際に提出が必要な機密書類等もCD/DVDメディアで発行し保存していました。
そのため、一定度の管理体制も必要でした。
リプレイスにあたっての要求仕様は、

  • 既存システムでの運行 ( メディアに検索プログラムが組込まれている )
  • データに暗号化をかけて情報漏洩対策を行いたい

以上が大きな要求として提示されたものでした。

特長

本ソリューションの特長

本ソリューションの最も大きな特長はCD/DVDメディアに暗号化をかけ、情報漏洩対策を施すことです。
暗号化プラグインとして採用した「UNITEX FASTDVD DataProtector」は、暗号化をCD/DVDメディア自体にかけることができます。
国家規模で標準暗号化方式として認定されているAESアルゴリズムを採用することにより、高い暗号化品質を実現しています。
また、GUI上でもコマンドラインインターフェース上でも、非常に簡単な操作で暗号化の設定を行うことができます。

今回のリプレイスでは実施しませんでしたが、システムとの連携をコマンドラインインターフェースや「UNITEX FASTDVD SDK」で行うこともできます。

復号に関しては、標準設定ではWindowsPCに暗号化された CD/DVDメディアを挿入すれば、オートランにて復号化プログラムが起動する仕組みとなっていますので、PCとパスワードさえあればどこでも復号できます。
復号後のデータはそのまま通常データとして扱えるので、既存システムで連動していた検索プログラムも問題なく起動することができます。
既存システムでの運用を変えることなく装置のリプレイスと情報漏洩対策を実現しました。

メリット

  • CD/DVDメディアに暗号化をかけることができ、またその仕組みをシステムと連携する形でも行うことができます。
  • CD/DVDメディア毎にパスワードを変更できます。
  • 復号化プログラムを同時に書込むことにより、PCとパスワードがあればどこでも復号ができます。
  • CD/DVDメディアは質のよいメディアで適切な管理状態であれば20年以上の長期保管ができます。
  • 一度作成されたCD/DVDメディアは物理的に書換え不可能な状態となります。
    データの改竄が防止できます。
自治体電子文書管理システムの標準構成

ODA-2004T(メディア発行パブリッシャー)  1台

UNITEX FASTDVD DataProtector(ODA用暗号化プラグイン)

構成価格:¥2,800,000~
(パブリッシャー:100枚4ドライブモデルの場合)