電子帳票アーカイブシステム

電子帳票アーカイブシステム

電子帳票システムのハードディスクの容量が増大する前に、
アクセス頻度の低いデータをDVD/CDへ移動させ、
システム安定稼動と長期保存を実現。

概要

電子帳票システム
ソリューション概要

企業規模での法定提出文書の管理や個人情報の管理が求められている中、電子文書の形で管理される情報も増えています。 電子帳票もその例に漏れません。電子帳票システムと連携し、電子化したデータのアーカイブ・保管・検索を同時に実行可能なソリューションです。

課題

従来システムの課題

電子帳票システムにて作成されたデータは全て電子帳票システムの中に保存され、稼動年月が長くなればなるほど、システム内のデータは増加しその度にHDDの増設を行わなければなりません。また、HDDの台数が多くなれば障害発生率は上昇し、データ損失リスクは増大します。災害発生時の復旧も非常に難しくなります。同時にその発生熱量を考えると消費電力の増大やそれに伴う熱の上昇についても対策を考えないといけない状況となります。

  • HDD増設の手間
  • 増設に伴う障害発生率の上昇(データ損失リスク)
  • 障害発生時のデータ復旧
  • 発熱や消費電力の管理

特長

本ソリューションの特長

本ソリューションではまず、データを3つのポジションに分類します。

  1. アクセス頻度が高いデータ
  2. アクセス頻度の少ないデータ
  3. アクセスがほぼないデータ(アーカイブデータ)

1のデータはHDDにてオンサイト管理
2及び3のデータはパブリッシャ「ODA-2004」にてCD/DVDメディアへ発行を行い、
2のデータはCD/DVDライブラリ「OLXWin-2004」内に保管しニアライン管理
3のデータはオフサイトにて管理
という段階的なデータの管理が可能になり、ILMに近い運用を実施することが出来ます。

また、メディアの発行に伴う作業は

  • メディアの補充/取り出し
  • ライブラリへのメディアの装填

の2点のみとなり、他の発行指示や検索については全て電子帳票システムへ組込むことができます。 その結果、オペレーションミスといったヒューマンエラーを軽減することが出来ます。

導入のメリット

  • CD/DVDメディアはHDDに比べ、その保存期間や可搬性が非常に優れています。また個別のシステムに依存するHDDと違いUDFなど共通化したフォーマットでデータの書込みを行えば、異なるマシンに於いてもデータの読込みを行うことができます。 (HDDでは別のマシンに接続したからといってそのデータをそのまま読むことは出来ません。)
  • RAID5などを用いHDDの可用性を高める方法もありますが、正副二重にメディアを作成する方法に比べればその信頼性は比になりません。
  • 災害対策といった意味では容易にシステムがある拠点から別拠点への運搬ができます。
  • 漏洩対策といった意味ではメディアに施す暗号化が可能なこと・セキュアな媒体廃棄が容易なことなどHDDにはないメリットもあげられます。
  • 「OLXCore Library」の仮想ファイルシステム機能を使うことにより、CD/DVDライブラリ内に収められたメディアの検索については実データがHDD内にある状態と近い形で運用することが可能となります。
  • CD/DVDメディアは質のよいメディアで適切な管理状態であれば20年以上の長期保管ができます。
  • 一度作成されたメディアは物理的に書換え不可能な状態となります。HDDよりも遥かに強力にデータの同一性を保証し、改竄を防止します。
電子帳票アーカイブシステムの標準構成

ODA2004T(メディア発行パブリッシャ)

UNITEX FASTDVD SDK(ODA2004T用ソフトウェア開発キット)

OLXWin-2004(CD/DVDライブラリ)