オプティカルディスクのフォーマットについて

オプティカルディスクのフォーマットについて

オプティカルディスクのフォーマットについて

オプティカルディスクにはさまざまなファイルフォーマットがあります。OLXCoreシリーズにて採用しておりますファイルフォーマットについてそれぞれ解説をします。

オプティカルディスクのファイルフォーマットの歴史

CD-ROMは、広く普及した音楽用CDのテクノロジを基礎として、エラー検出やエラー訂正の機能を向上させ、CDメディアにコンピュータなどで利用可能なデジタルデータを記録可能にしたものです。音楽用CDのセクタフォーマット規約はREDBOOKで策定されており、CD-ROMのセクタフォーマットはYELLOWBOOKで策定されております。しかしYELLOWBOOKで規定されているのはCD-ROMのセクタフォーマットだけであり、盤面に並んだいくつものセクタをどのように使用して、ファイルなどのデータを記録するか(つまり、どのようなファイルシステムを構築するか)はYELLOWBOOKでは規定されておりませんでした。その為、特定のハードウェアなどに依存することなく、どのようなシステムでも同じCD-ROMを読み出せるように、ディレクトリの構造やファイル名の命名規約、ファイルの記録方式など、ファイルシステムの論理構造を規定する必要がありました。

ISO9660フォーマット

CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)の論理フォーマットを規定した最初の国際標準仕様です。ISO 9660による実際のファイ命名規則などは、仕様が検討された時期に最も制限が強かったMS-DOSの影響を大きく受けています。この為、ISO 9660のファイル命名規則では、ファイル名/ディレクトリ名は8.3形式(ファイル8文字、拡張子3文字)で、大文字/小文字の区別は行わないとさいます。またディレクトリ階層は8レベルまでで、1つのファイル必ず物理的に連続したセクタに記録されることなどが規定されています。

ISO9660制限レベル

上記で説明しました様にISO9660は、規約に強い制限を盛り込んだ代わりに、より多くの機器で読み出し可能なフォーマットを実現しました。しかし例えばUNIX環境では、ファイル名の大文字/小文字が区別できない、各種のファイル属性(グループIDやユーザーIDなど)が記録できないなどの問題がありました。このためDEC社(旧Compaq社)やHewlett-Packard社、Sun microsoft社などのUNIXベンダはISO9660仕様を一部拡張して、こうしたUNIX環境独自の情報を記録するためのRockRidgeフォーマットを考案しました。またMicrosoft社製のオペレーティングシステムでも、MS-DOSからWindows 95へと進化するにあたり、8.3形式を超えるLongFilenameを利用出来るようになった為、CD-ROMでこうした長いファイル名を記録可能にするJolietフォーマットがMicrosoft社などによって考案されました。

RockRidgeフォーマット

RockRidgeはIEEEによって制定されたISO9660の拡張規格です。おもにUNIX系OSで利用されます。特徴的として

  • UNIX 式のアクセス権の設定
  • シンボリックリンク
  • 大文字・小文字の区別
  • 最大255文字のファイル名
  • 8階層以上(ISO 9660 の仕様)のディレクトリの作成

などがサポートされています。ISO9660と上位互換で、RockRidgeを利用できないシステムでもISO9660フォーマットのメディアとして読込めるようになっています。

Jolietフォーマット

Joliet はMicrosoft社が設計したISO9660の拡張規格です。
特徴として

  • UCS-2 の利用
  • 最大64文字までのファイル名

などがサポートされています。ISO9660と上位互換で、Jolietを利用できないシステムでもISO9660フォーマットのメディアとして読込めるようになっています。Windows95から現在に至るまでのMicrosoftWindowsやその他のオペレーティングシステム>でもサポートされています。UCS-2の利用により、仮名や漢字、アラビア文字なども使用することができます。

UDFフォーマット

UDF(Universal Disk Format)はISO9660に代わるファイルシステムとして米国OSTAと30以上ものメーカーによって約6年の歳月を費やして策定されました。特徴として

  • CPU や OS に全く依存しない
  • 512バイト単位での書込み
  • ファイル名が Unicode 形式で255文字まで
  • 128 TiB までのディスクに対応
  • ディスクが破損しても他の部分を読み出せる
  • ファイル単位の記録(パケットライト)にも対応

など、他のファイルフォーマットではサポートしきれない部分もサポートされております。また、開発当初よりDVDメディアへの対応を視野へいれて策定された新しいフォーマットでもあります。2003年策定のVer2.5からはBlu-rayメディアの標準フォーマットとしても採用されております。