LTOを使いたくても、SASインターフェイスは難易度が高い。
ユニテックスのUSB接続LTOシステムは、
自分たちを含め導入を諦めていた人たちの救世主です。
カロリンスカ研究所では大量に生成された医学や生物研究に関連した
重要なデータを保管する義務をもつ。
カロリンスカ研究所では数多くの研究室を擁しており、医学・生物学界にとって重要なデータが日々大量生成されています。
これまでは画像データなどもハードディスクに保存していましたが、以下のような課題を抱えておりました。
[データ容量の増加]
顕微鏡画像データは一回の実験につき数百ギガバイトから数テラバイトにも達し、外付けハードディスクの容量ではすぐに限界を迎えていました。
[ハードディスクの寿命]
外付けハードディスクは、一般的に4~5年程度で寿命が尽きてしまい、10年以上という長期保存には不向きでした。
[データ転送速度と保存コスト]
クラウドストレージへのデータ転送に時間がかかる点、また長期の保存先としてはコストがかかる点など、従来のストレージが研究データの保存先として適切ではありませんでした。
研究所内の三次元組織撮影顕微鏡
(ライトシート顕微鏡)
研究者にとってはデータ保存作業に割く時間が減ると、
研究活動に集中できるのでありがたい。
ユニテックスのUSB接続LTOテープドライブを導入したことにより、カロリンスカ研究所では以下のような結果がもたらされました。
[大容量データの長期保存]
LTOテープはコンパクトなカートリッジに最大45TBの容量を確保できるため、膨大な画像データも効率的に保存することが可能になりました。
さらに、ハードディスクと比べても寿命が30年以上と長く、研究データの保管に最適でした。
[データ転送速度の向上]
ユニテックスのLTOテープドライブは、従来のハードディスクと比べても遜色のない高速なデータ書き込みを実現。
データ転送時間を大幅に短縮し、研究活動の効率が向上しました。
[運用負荷の軽減]
ユニテックスのLTOテープドライブはUSB接続で持ち運びもできるため、どの研究室でも、どのPCでも接続して簡単に使用できるので柔軟な運用が可能。
また、データ保存の自動化が可能なため研究者はデータ保存作業に多くの時間を割く必要がなくなり、研究活動に集中できるようになりました。
これからはUSB-LTOドライブを積極的に活用し、
研究データ管理の効率化をさらに推進していきます。
カロリンスカ研究所では、研究データはもちろん、さまざまなデータをLTOで長期保存していく予定です。
そのためにも簡便かつ安全なUSB-LTOドライブを活用していき、データ管理のさらなる効率化を目指しています。
[データ保存の効率化]
データ量の増加に伴い、より大容量のLTOテープドライブの導入を検討しています。
[データ管理システムの構築]
次々と増えていく膨大なデータを管理しながら、検索やアクセスを容易にできるシステムを構築する予定です。
[研究データの共有]
LTOテープに保存された研究データを、他の研究機関や研究者と安全に共有するための仕組みを構築し、研究成果の最大化を目指します。
医学大学という研究機関において、新たな発見をすることはもちろんのこと、その成果を次世代にしっかりと繋いでいくという責務も重要なのです。そういう意味でもユニテックスのUSB-LTOテープドライブは、カロリンスカ研究所の全活動において重要な役割を担っており、今後もその活用を進めることで、世界トップレベルの地位を維持し、医学の発展に貢献していくことを目指しています。ユニテックスは、カロリンスカ研究所をはじめとする世界中の研究機関、そして医療業界に「最適なデータ保存」を提供していくことで、強力にサポートしてまいります。
1810年に設立されたカロリンスカ研究所は、医学教育および研究の分野で優れた評価を受けています。また、国際的な教育プログラムが充実しており、多くのトップクラスの研究室を抱えています。
今回の導入製品
高速USB接続 LTOテープ装置
+ LTOアーカイブソフトウェア
LT90H USB
+ UNITEX ArchiveLT
- UNITEX ArchiveLT
- メタデータによる簡便な保存データ検索
- オフラインでデータ管理が可能
- 最大4箇所への同時アーカイブが可能
- 大容量医療データをNASからLTOへ自動移行
- データ改竄防止、暗号化
- LT90H USB
- LTO-9の場合1巻あたり18.0TB (非圧縮時)、45.0TB(2.5:1圧縮時)
- 最大300MB/Sec(非圧縮時)の高速アクセスUSBのプラグアンドプレイ機能により、複数システムでの共有が可能
- Linux/Windows/Mac OSをサポートし、プラットフォームを超えたデータ交換にも利用可能
- 放送・映像業界、監視カメラ業界、医療業界で大容量データを扱う
- 医療分野での画像処理・カルテ等の整理・一元管理を検討中
- Windows/Linux/Mac OSと複数システムが社内・部署内に存在している
- 大容量データを他社と共有して作業を進める
- 映像資産のアーカイブ先を検討中
- 映像関連のポストプロダクション作業の受け渡しを行っている
- CAD/CAMデザインの保管・受け渡しを検討中
※ 記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。記載の内容は2025年4月現在のものです。本カタログに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承ください。