MCS3520

マルチメディアコンバータ

MCS3520

全銀協指定DVDメディアをフルサポートした連続処理対応、
オールインワン受入/返却処理システム。

特長

DVDでのデータ交換業務に特化した受入・返却システム

  • 銀行と企業間でのデータ交換業務において利用されるDVDの受入・返却処理に最適なシステム
  • CMT、FDなどのレガシーメディアから移行後の大量処理に対応
  • 200枚の連続処理ができるDVDオートローダーとLTOテープ装置、ホストとの伝送システム、システム制御装置を全てひとつの筐体に集約したオールインワンパッケージ
  • マルチメディアコンバータとしての機能を集約したことで、ワークエリアの省スペース化を実現
  • サーバクオリティのシステム制御装置により、システム連続稼働時の信頼性を向上
  • 内蔵ストレージにSSDを採用したことで、ディスククラッシュによるデータロストのリスクを軽減
TapeViewLT

DVDメディア自動処理実行機能

銀行での自振・口振業務 -MCS ZENGIN-
  • 装填されたメディアから委託者を自動判別し、処理方法を自動的に特定
  • 読み込んだヘッダ/データ/トレーラレコードから、総件数と送金額を計算
  • 返却処理時は、委託者コードが一致している事やトレーラレコードが未処理状態である事を確認し、受け入れ時と同じ形式に自動変換して書き込みを実施
汎用業務 -MCS JOBAuto DVD-
  • データ交換を目的としたDVD作成業務において、処理の自動化を実現
  • 取り扱うDVDメディアにユニークなボリューム名を付ける事で、装填されたDVDのボリューム名をキーとして処理を自動化。
    ヒューマンエラーのリスクを大幅に低減
MCSのJOBAUTO

運用時のヒューマンエラーを防止する入力支援オプション
–MCS QRコード連携–

  • QRコードリーダーでQRコードや一次元バーコードを読み取り、実行業務の指示やメディア番号を確認
  • 媒体の取り違いなどの人為的な運用ミスを未然に防ぐことが可能

機能

全銀協フォーマット・データ交換

全銀協フォーマット・データ交換
  • 全銀協フォーマットの光ディスク基準に準拠した受入/返却処理
  • 装填された媒体から委託先を自動判別し、処理方法を自動的に決定
  • 読み込んだヘッダ/データ/トレーラレコードから、総件数と送金額を計算し、画面に表示または帳票出力が可能

LTOドライブによるデータ交換 + システムバックアップ

  • LTFSまたはMCS TapeTRANによる文字コード変換機能により、データ交換用途にも柔軟に対応
  • 標準搭載されるDBバックアップスクリプトにより、Disk上に保存されたDBバックアップデータをLTFSによりLTOテープに保存
  • 標準搭載されるMCS Backup&Recovery-ABRによりLTOテープにシステムフルバックアップ
  • システム障害時のリカバリータイム短縮に貢献
ホスト形式とLTFSの差異

不正操作によるデータ改竄、外部漏洩の防止

  • ログインユーザー毎に操作の権限を設定することが可能。ユーザー毎の役割を適切に設定することにより、情報漏洩や誤操作を防止
  • メディア搬送機構をキーロック可能なフロントドア内に集約する事で、無人稼働時の不正持ち出しを防止

履歴管理

  • 実行した書込業務/読込業務の処理履歴を表示
  • 日時やメディア種別などの条件で履歴検索機能を搭載
  • 検索結果をテキストファイルや帳票として出力することで、操作の証跡として管理することが可能

データ暗号化ソフトウェアによるセキュリティの強化

  • COMPLOCKⅡ、秘文など暗号化ソフトウェアを組み込むことで、各種メディアのデータの暗号化・復号化に対応
  • 暗号化キーの情報はデータベース内の暗号化されたエリアで管理するため、暗号キーの不正使用を防止
  • メディア入出力の業務実行と同時に暗号化・復号化を一括で行うことが可能
  • その他、各種暗号化ソフトウェアにも柔軟に対応可能

充実したユーティリティ機能

  • ファイルデータを画面上にダンプ表示
  • 同種メディア/同種フォーマットのファイルコピー
  • 異種メディア/異種フォーマットへの変換
  • メディアの物理フォーマット/論理フォーマット

主な使用例

伝送によるデータ交換システムのバックアップ

  • 伝送でのデータ受入・返却処理システムでの回線障害時のバックアップとして実媒体での災害対策入出力処理
  • CMT,FD,MOのレガシーメディアからDVD、LTO等への移行を行う為、新しいメディアに対応した受入・返却システムの導入が急務
  • 運用上、夜間にDVDを作成する必要があり少人数でのオペレーション時、オペレータの負担軽減のためにも自動処理が可能であることが必須

仕様

ハードウェア諸元
システム名 MCS3520W MCS3520S
LTOドライブ LTO Ultrium5×1台
光ディスクドライブ DVD/CDドライブ×2台
対応メディア DVD-RAM、DVD-RW、DVD+RW、DVD-R、CD-RW、CD-R
ディスクストック量 200枚
連続記録印刷枚数 200枚
失敗ディスク収納 20枚
プリンタ インクジェットプリンタ
セキュリティ機能 キーロックによるメディア格納領域の保護
OS Windows 7 Windows Server 2008
電源 AC100V1系統/50-60Hz自動切替
消費電力 200W(最大時)
動作温度・湿度 温度:5~40℃ / 湿度:20~80%(結露なきこと)
外形寸法(WxHxD)mm 410(W)x 730(D)x 630(H)
質量 約35kg
デバイスオプション
型 名 品 名 仕 様
FASTtape/UMT-F490EWS 1/2インチカートリッジ
磁気テープ装置
シングル
18Track Read,36Track Read/Write
FASTtape/UMT-F490EWS-ACL5 1/2インチカートリッジ
磁気テープ装置
5巻オートローダ
18Track Read,36Track Read/Write
FASTtape/UMT-490EWS-ACL-DS 1/2インチカートリッジ
磁気テープ装置
10巻オートローダ
18/36Track Read/Write
FASTtape/UTX3490-RB 1/2インチカートリッジ
磁気テープ装置
10巻オートローダ
18/36Track Read/Write Refurbishモデル
FASTtape/UFD11-RB 3.5インチFD装置 シングル
IBM/DOSフォーマット Refurbishモデル
FASTtape/UMO2300LC-USB 3.5インチMO装置 2.3GB/1.3GB
640/540/230/128MB
標準ソフトウェア
型 名 品 名 仕 様
MCS 3500 統合管理ソフトウェア 統合管理ソフトウェア MCSの機能を総合的に管理します。
MCS ODA ODA連携ソフトウェア FASTtape/ODA2002、2004の制御を行います。
MCS FT2000 FTPデータ伝送ソフトウェア FTPを利用してホストシステムとのデータ伝送を
行います。
MCS Backup&Recovery-ABR システムバックアップソフトウェア システム領域のバックアップ、リストアを行います。
ソフトウェアオプション
型 名 品 名 仕 様
MCS ZENGIN 全銀協フォーマットソフトウェア 全銀協フォーマットに合致しているかを項目属性や
件数/金額とトレーラレコード照合などを行い検査
します。
MCS JOBAuto 自動業務実行ソフトウェア 装填された媒体から委託先を判別し、自動的に業務を実行します。
MCS HULFT2000 HULFT連携ソフトウェア HULFTによるファイル転送やバッチ処理など、MCS3500との業務連携を行います。
MCS TapeTRAN データ変換ソフトウェア ファイルの汎用的なデータ変換を行います。
1バイト/2バイト文字コード変換、項目属性変換
などが可能です。
MCS COMPLOCKⅡ 暗号化ソフトウェア COMPLOCKⅡによる、ファイルの暗号化/復号化を行います。
MCS 秘文 暗号化ソフトウェア 秘文による、ファイルの暗号化/復号化を行います。
MCS QR QRコード連携ソフトウェア QRコードを利用し、指示書とメディア照合による
業務管理を行います。
MCS BarCode バーコード連携ソフトウェア バーコード印刷/読込み連携を行います。
MCS LTFS3000 UNITEX LTFSソフトウェア LTFS機能により、LTOテープをHDDのように
操作することができます。